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離乳食だけじゃもったいない!ブレンダーで作れる簡単料理

掲載日: 2016年4月13日更新日: 2017年5月16日富永明子

離乳食を作るのに便利なブレンダー、お持ちのご家庭も多いかと思います。素材を簡単にペースト状にできるので、赤ちゃんでも食べやすく工夫できますが、子どもが育ってくると使わなくなることも…。普段の食事作りでも使えたら便利ですよね! そこで今回は、ブレンダーの使用方法と家族みんなで食べられる簡単レシピを、フードコーディネーターに教わりました!

つぶして、混ぜて、刻んで…ブレンダーの持つ4つの機能

フードコーディネーターで一児の母でもある平岡淳子さんも、やはりブレンダー愛用者。

「ブレンダーは食品をつぶすだけでなく、専用のアタッチメントをつけることで、フードプロセッサーや泡だて器代わりになる機種もあり、普段のお料理作りのときにも便利に使える優れものです。離乳食の時期が終わっても上手に使うことで、料理の時短にも役立ちますよ。」

「ブレンダーの機能は、主に『つぶす』『混ぜる』『刻む』『液体をかき混ぜる』の4つの機能です。離乳食で主に使用するのは、つぶす機能ですので、それ以外の機能の特性もぜひ覚えてみてください。」

機能ごとに、以下のような使い道があるそう!

つぶす機能

  • 茹でたじゃがいもやさつまいも、かぼちゃなどをマッシュするとき
  • 豆腐などをペースト状にするとき
  • 果物をつぶしてジェラートやスムージーを作るとき
  • 卵のタルタルソースを作るとき

混ぜる機能

  • 洋菓子の生地、パンの材料をこねるとき
  • コロッケやハンバーグ、さつま揚げのタネを作るとき
  • マヨネーズやソース、ドレッシング、ペーストを作るとき
  • ヴィシソワーズなどの野菜のポタージュを作るとき

刻む機能

  • 玉ねぎやセロリ、にんじんなど、野菜のみじん切りをするとき
  • ブロック肉をひき肉にするとき
  • 海老やホタテ、サーモン、白身魚などをペースト状にするとき

液体をかき混ぜる機能

  • 生クリームを泡立てるとき
  • 卵白でメレンゲを作るとき

オプションでさまざまなパーツも売られていて、パーツを買い足すと野菜の千切りや輪切り、薄切りまでできる機種もあります。また、余って硬くなった食パンを使って、簡単にパン粉を作ることもできるんです。ハンディタイプのブレンダーが一般的ですが、据え置き型のプロセッサータイプだとさらに機能の幅は広がりますよ。」


具材を混ぜるだけ! ブレンダーで自家製ソース作り

ここからは、ブレンダーを使った簡単料理レシピをご紹介します! まずは、ブレンダーで自家製ソースを作ってみましょう。

手作りマヨネーズ

<材料(作りやすい分量)>

  • 卵…1個(室温に戻しておく)
  • 米酢…大さじ1
  • 塩…小さじ1/2
  • こしょう…少々
  • サラダ油…1カップ

<作り方>

  1. 卵をボウルに溶きほぐし、米酢、塩、こしょうを加え、ブレンダーで混ぜ合わせる。
  2. サラダ油を少しずつ加えながら、とろみがつくまでブレンダーでさらに混ぜる。

ゆで卵のペースト

<材料(作りやすい分量)>

  • ゆで卵のペースト
  • <材料(作りやすい分量)>
  • ゆで卵…4個
  • マヨネーズ…大さじ6
  • ヨーグルト(無糖)…大さじ2
  • パセリ(葉のみ)…1枝分
  • 塩・こしょう…少々
  • 砂糖…ひとつまみ

<作り方>

  1. ゆで卵を手で軽くほぐしてから、材料すべてをブレンダーでよく混ぜる。

※大人向けであれば、こしょうを多めに入れるとアクセントが効いておいしい。
※サラダにのせたり、から揚げなどの揚げ物に添えたり、パンにのせたりとさまざまな食べ方ができます。細かく刻んだピクルスやシバ漬け、たくあんなどのお漬物を一緒に混ぜてペーストにすると、酸味が加わってさっぱりするのでおすすめ。


ブレンダーで作るポタージュとスムージー

続いて、飲んでおいしいポタージュとスムージーのレシピをご紹介します。たっぷりの具材も素早く刻んで混ざり、なめらかな舌触りに仕上がるので、子どもにも食べやすいです!

とうもろこしの冷たいポタージュ

<材料(作りやすい分量)>

  • とうもろこし…2本分
  • 玉ねぎ…1/2個
  • ローリエ…1枚
  • バター…15g
  • 牛乳…1と1/2カップ
  • 生クリーム…1/2カップ
  • 砂糖…小さじ1/4
  • 塩・こしょう…少々

<作り方>

  1. とうもろこしは塩(分量外)を加えた熱湯でさっと茹で、実をこそげ取る。玉ねぎは薄切りにしておく。
  2. 鍋にバターを溶かし、玉ねぎとローリエを炒める。玉ねぎがしんなりしたら、とうもろこしを入れて軽く炒め、牛乳を加えて煮立ったら弱火にする。ローリエを取り除く。
  3. 2をブレンダーでなめらかになるように攪拌したら、生クリームを加えて、塩・こしょうで味をととのえる。よく冷やしてからいただく。

※コーン缶を使用する場合は、1缶(約435g)を入れてください。
※砂糖は、きび砂糖を使用するとコクが出ます。普通の砂糖では少し物足りないと感じた場合は、きび砂糖を加えることで味に深みが出て、おいしくなります。

マンゴーとパプリカのスムージー

<材料(作りやすい分量)>

  • パプリカ(黄)…1/3個
  • マンゴー…1/2個
  • オレンジ…1/2個
  • バナナ…1本
  • 牛乳…1カップ
  • ヨーグルト(無糖)…大さじ2

<作り方>

  1. 野菜と果物は適宜、皮をむいて種を取っておく。パプリカはヘタと種を取り、ざく切りにしておく。
  2. 具材すべてをブレンダーでよく混ぜ合わせる。

クリーミーでおいしい、主役級のマッシュポテト!

最後に紹介するのが、ブレンダーを使うことでよりおいしくなるマッシュポテトのレシピ! 今までにないほどなめらかでクリーミーな仕上がりで、これ一品でも満足できる主役級のおいしさに。

クリーミーマッシュポテト

<材料(作りやすい分量)>

  • じゃがいも(中)…中4個

【A】

  • 生クリーム100ml
  • バター…50g
  • 塩…小さじ1
  • こしょう…適量(お好みで多めに)

<作り方>

  1. じゃがいもは一口大に切って、皿に並べてラップをかけ、600Wのレンジで約8分加熱する。
  2. 1の皮をむき、熱いうちに(やけどに注意)ブレンダーでなめらかになるようにつぶし、【A】を加えて混ぜる。
  3. テフロン加工のフライパンに2を入れて弱火にかけ、焦がさないように木べらで混ぜながら火にかける。全体的にポテッとまとまりが出たら、できあがり。

今まで「どうしてもなめらかに仕上がらない」「うまく混ざらず、味にムラが出る」と感じていた料理があれば、ブレンダーを使用することでおいしさがぐんとアップ! 離乳食が終わっても手放せないアイテムになりそうです。

お話を聞いたのは…

  • 平岡淳子さん

    フードコーディネーター。雑誌、書籍、Webサイトなどでレシピの提案、調理、スタイリングをおこなっている。また、毎月主宰しているお料理教室「平岡淳子毎日のおかず教室」が人気。日本ならではの四季を感じながら、旬の食材をふんだんに使った「作りやすいおうちごはん」にこだわって、ジャンルにこだわらない簡単で美味しいレシピを提案し続けている。著書に『決定版!「朝つめるだけ」で簡単!作りおきのラクうま弁当350』がある。

  • 公式ホームページ

ライター紹介

富永明子

編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。食・健康・美容分野での編集・執筆が多く、料理研究家やフードコーディネーターと一緒にレシピ本を作ったり、専門家に取材して美容の記事を書いたりしています。趣味はクラシックバレエで、踊ることも観ることも大好き。バレエの専門書を作ることもあります。

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