暑さのあまり食欲が落ちる夏、ついジュースやさっぱりしたものばかり飲んだり食べたりしてしまいますよね。結果、夏バテになってしまったなんてことも。そんな時こそ、おすすめなのが味噌汁です。
子どもの夏バテ予防に!おうちに常備したい夏野菜5選免疫力を上げ水分補給できる味噌汁は、夏に最強のメニュー
味噌汁は、水に溶けやすい野菜の栄養を、汁で逃さずに摂れるだけでなく、汗で不足しがちな塩分を補給できるなどのメリットがあります。
今回、お話をしてくれた管理栄養士の松岡先生が指摘する通り「味噌は発酵食品なので、免疫力をアップさせ胃の粘膜を保護してくれます。また、整腸作用・消化促進の効果も」と、良いことづくめです。
その上、味噌汁の大半は水分なので、食事で自然に水分補給ができることになり、大人よりも多くの水分を必要とする子どもの熱中症などを回避することにもつながります。
夏バテ予防に「ビタミンB群」「カリウム」を取り入れて
松岡先生によると「夏場は汗をかいたりエネルギー消費が増えるので、代謝に必要なビタミンB 群が不足しがち。これが足りないと、体がだるくなったり眠くなったりします。また、カリウムはナトリウムと協力して体内の水分調整をしてくれます。」とのこと。
夏バテを防ぐためには、「ビタミンB群」が豊富な豚肉や、「カリウム」たっぷりの夏野菜を補ってあげるのが良いようです。
今回はその2つをふんだんに取り入れた、親子で食べたい夏にぴったりの味噌汁レシピを3つご紹介いただきました。
洋風★さっぱり夏野菜みそ汁
〜トマトの酸味と味噌が相性抜群!〜

〈材料(2人分)〉
- トマト 1/2個
- ズッキーニ 1/3本
- なす 1/3本
- 玉ねぎ 1/2個
- キャベツ 3枚
- みそ 大さじ1〜2
- 水 300mlくらい
- オリーブオイル 適量
- 顆粒だし 適量
〈作り方〉
- 野菜類は食べやすい大きさに切る
- オリーブオイルで1を炒める
- 具材がしんなりしてきたところで、水を入れる
- 野菜が柔らかくなったら味噌を入れ、顆粒だしで味を整えて完成!
〈アレンジ〉
・オクラなど夏野菜を追加して栄養価アップ!
・豚肉や豆腐などを加えてボリュームアップ!
豚汁de夏バージョン
〜ごま油の香りで食欲アップ!〜

〈材料(2人分)〉
- 豚肉 100g
- なす 1本
- 大根 50gほど
- 人参 25gほど
- しめじ 1パック
- オクラ 4〜6本
- だし汁 300mlくらい
- みそ 大さじ1〜2(お好みで)
- ごま油 適量
- 大葉 お好みで散らす
〈作り方〉
- 豚肉は3〜4cm幅に切り、野菜は半月切りか、いちょう切りなど食べやすい大きさに切る
- 豚肉となすをごま油でさっと炒める
- お鍋に大根、人参、だし汁を入れ、火にかける
- 沸騰したらしめじと2を入れて、具材が柔らかくなったらオクラを最後に入れる
- オクラに火が通ったら、味噌を加え、味を整える
- お好みで大葉を散らして完成!
〈アレンジ〉
・セロリを入れて香りをプラス!
きゅうりのごま冷汁
〜暑い日も飲みやすい!冷たい汁〜

〈材料(2人分)〉
- きゅうり(輪切り) 1/4本
- 白いりごま 15g
- みそ 大さじ2(お好みで加減)
- 昆布だし汁 300ml
- 薬味(ねぎの小口ぎり、みょうがや大葉の千切りなど) 適宜
- 白いりごま 適量
〈作り方〉
- 白いりごまは、すり鉢で少し油が出るくらいまでする
- 味噌を加えてさらにすり、だし汁を少しずつ加えてのばしたら、冷蔵庫で冷やす
- 2を器に入れてきゅうりを加え、薬味をお好みでのせて、白いりごまを散らせば完成!
〈アレンジ〉
・だし汁を少なくして、冷しゃぶなどのタレにすれば風味アップ!
・具をトマトや焼きなすに変えてよりさっぱりと!
お母さんは、家族の健康を守る家庭の料理人。毎日作るお味噌汁なら、比較的手軽に家族に栄養をたっぷり摂ってもらえます。子どもと一緒に野菜を切ったり、ゴマをすってもらったりと、お手伝いしてもらいながら夏休みに作っても楽しいですね!