子どもの入学や入園、ママの仕事復帰など、生活サイクルが4月から変わったパパママも多いのではないでしょうか。忙しい毎日のなかで、家事にかかる時間はなるべく短くしたいもの。そこで、調理・洗濯・掃除の3ジャンルの便利な最新「時短家電」を大手家電量販店の店員さんに紹介してもらいました。
【調理】解凍と冷蔵を同時調理!献立を選ぶ手間も省ける

お話をうかがったのは、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの内田崇志崇史さん。調理家電では、1台で焼く・炒める・揚げるなど何役もこなせるウォーターオーブンが人気とのこと。
「ヘルシオAX-XW300(シャープ)の『まかせて調理』では、冷凍・冷蔵・常温と異なる状態の食材を同時に調理できます。冷凍のお肉と冷蔵の野菜を一度に調理できるので、解凍の手間がいりません。上下2段で別のメニューを調理できるので、上段で目玉焼きやトースト、下段でスープを作れば、朝食もすぐに完成します」
また、ネット接続により、献立の相談までできてしまうのだとか。
「音声対話機能を搭載しており、料理のジャンルや使いたい材料などを話しかけると、ピッタリのレシピを提案してくれるんです。作りたいメニューがあれば、そのままヘルシオにメニューを設定して調理ができますよ」
「サッと作れるメニュー」や「冷蔵庫にある卵と豚肉で作れる料理」など、あいまいな内容でも相談ができるそう。献立を考える時間まで時短できるのはありがたいですね。
離乳食・ジュース作りも時短! ハイパワーミキサー「Vitamix」

また、調理家電ではミキサーの「Vitamix」(バイタミックス社)もおすすめなのだとか。
「1分間に3万7000回転というハイパワーで、野菜の皮や果物の種も細かく粉砕してしまいます。材料をざっくり切って中に入れるだけで、あっという間になめらかなジュースにしてくれますよ。温かいスープや冷たいアイスクリームを作ったり、コーヒー豆を挽いたりと、思っている以上に用途が広いんです。離乳食を作るときにも役立つと思います」
ミキサーは使用後のお手入れが面倒なイメージですが、Vitamixはハイパワーゆえ、水を入れて高速でかき混ぜるだけで簡単にお手入れが完了してしまうのだとか。野菜ジュースなどで健康に気をつかいたい、でも調理や片付けは時短したい…という方におすすめです。
続いては「洗濯」の時短を叶える最新家電です。
【洗濯】時短&新機能搭載 超音波でシミを取る最新型も
洗濯家電ではドラム式洗濯機がより時短に進化しているそう。
「パナソニックやシャープが洗濯から乾燥まで100分以下で完了する機種を出しています。さらに、温水で洗濯することで、より汚れを落としやすくしたり、乾燥することで除菌・消臭ができる機能があったりと、洗濯乾燥+αの方向へ進化し続けています」
ドラム式洗濯機以外で内田さんがおすすめするのは、シャープの「超音波ウォッシャー」。

ペン型の本体で汚れを直接なぞるだけで、洗剤なしで部分洗いができてしまうそう。いったいどういう仕組みなんでしょう?
「超音波振動により、先端が毎秒3万8000回も振動して、汚れを弾き飛ばしてくれます。衣類を軽く水にひたした状態で、汚れた部分に先端を当てるだけでOKなんですよ。シミなどの部分汚れに効果抜群です」
ワイシャツの襟汚れや子どもの食べこぼしなど、シミに悩まされる機会は意外と多いもの。一晩つけ置きをしたり、クリーニングに出したり…という手間や時間を考えると便利ですね。こすらずに汚れを落とすことができるので、衣類が傷みにくいのもポイントです。
【掃除】小回りのきくコンパクトなロボット掃除機が人気

掃除家電ではやはりロボット掃除機が人気。仕事に出かけるときに電源ONにして家を出れば、不在の間にしっかり掃除してもらえるので、小さな子どもがいる家庭でも毎日掃除機をかける必要がなくなります。
注目は日立のロボット掃除機「ミニマル」。一般的なロボット掃除機よりも一回り小さい機種です。
「ルンバの直径が約35cmなのに対して、ミニマルの直径は約25cm。並べると親子みたいですよ(笑) 小さくても吸引力は高く、しっかりゴミを吸い取ってくれます。椅子の脚の周りを回り込んだり、狭いところにも入り込んだりと、部屋の隅々までキレイにしてくれます」
小型ロボット掃除機+スティック型がおすすめ

内田さんのおすすめは、ロボット掃除機とスティック型掃除機を組み合わせることだそう。ロボット掃除機でおおまかな掃除を任せ、気になるところはスティック型掃除機でさっと吸い込むと、掃除にかかる時間も手間も少なくて済むのだとか。
「スティック型掃除機の最大のメリットは軽さと使い勝手の良さなので、さっと吸い込んでパッと立てておく、という使い方がおすすめです。シャープのスティック型掃除機など、壁にもたれずに自立できるタイプなら収納場所にも困りません。」
「スティック型は手軽さの反面、バッテリーが切れやすいのがデメリットですが、付属バッテリーが2つあるタイプなら1つを使っている間にもう1つを充電しておけるので、『充電が切れたので掃除は中断』というトラブルも防げます」
日々進化するテクノロジーで、毎日の家事を助けてくれる時短家電たち。家電量販店に足を運ぶと「こんなことまでやってくれるの!?」という発見があるかもしれませんよ。