夏休みを利用して、子どもが「お泊まり会」を計画している家庭も多いのではないでしょうか。普段と違った経験になるとあって、親としてぜひともさせたいですが、心配なこともありますよね。
今回は、いこーよユーザーに「子どものお泊り会」についてアンケート調査を実施。実際に自分の子どもがお友だち宅に泊まったり、お友だちが泊まりにきた際に「困ったこと」や「心配だったこと」について、635人から回答が寄せられました。
「子どものお泊り会」本音アンケート! リアルな回答を厳選紹介「友だち宅へ泊まりに行く」ときに心配や困ったこと

まずは、自分の子どもが友だちの家に泊まりに行くケース。離れたところで長時間過ごすだけに、とても心配ですね。
心配ごとNO.1は「食事」
滞在中に何回もある食事。アレルギーや好き嫌い、親の目が届かない場所でのマナーは…と心配や不安は尽きません。
「好き嫌いがある子なので、せっかく作っていただいたものを残したりしていないか心配」(りーちゃんままさん/6歳・2歳女の子のママ)
「アレルギーがあるので、間違って食べてしまわないか心配でした」(K.Sさん/8歳女の子のママ)
「食事やお風呂のマナー。教えてはいるができるかは別なので」(M.Mさん/7歳男の子のママ)
手ぶらというわけにはいかない…お金やお礼
お礼や手土産についても多くに意見がありました。親同士のつき合いにも影響がありそうで、悩ましいですね。
「食事のことなどで相手に面倒がかかるので、手土産などに悩んだ。夕食をすませたあとの素泊まり程度なら気も楽」(Y.Mさん/6歳・3歳女の子のママ)
「手ぶらで行けないから、何を買って持たせるか悩まされる」(S.Mさん/7歳女の子のママ)
トイレやお風呂は大丈夫? ちゃんと眠れるか?

いつもと違った環境で過ごすだけに生活リズムの崩れも心配ですね。年齢が低い場合は「おねしょ」が心配な親も多くいました。
「神経質な息子が夜眠れなくて、相手の保護者に迷惑をかけた」(きむさん/9歳・7歳男の子のママ)
「お友だちのお父さんお母さんの言うことを素直にきけるか、テンションが上がりすぎてご迷惑をおかけしないか心配でした」(F.Mさん/9歳男の子のママ)
「自分の子どもが友人宅でおもらしをしてしまった。仲良いママ友ということで笑顔で許してもらえたがヒヤヒヤした」(メロンママさん/7歳男の子のママ)
お友だちやきょうだいと仲良く遊べる?
相手先にきょうだいがいる家も。子ども同士のトラブルが心配という意見も多くありました。
「まだ小さい子がいると、たたかないか心配」(キャロラインさん/3歳男の子、1歳女の子のママ)
「一人っ子で自宅だと何でも自分のものなので、お友だちのお家で取り合いにならないか心配」(りのさん/7歳男の子のママ)
相手の家のルール、守れる?
どの家にもある独自のルール。守れるか心配という声が多くあったほか、我が家との大きな違いに戸惑うケースもありました。
「寝る時間や習慣が違うから、帰ってきた日に『あの子の家ではよかった』とか言ってきて困った」(N.Aさん/10歳・0歳男の子のママ)
「夜遅くに突然、今からお泊まりに行くと言われた。いくら相手の親御さんの了解をもらったとしても夜中に7〜8人の子どもたちで行こうとしていた」(おでんくんさん/7歳女の子のママ)
「子どもの友だちが自宅に泊まりにきた」ときの心配や困ったこと

続いて逆のパターン、子どもの友だちが自宅に泊まりにきたときのエピソードを紹介します。
口に合う? 食事の心配
こちらの質問でもやっぱり多かったのが、食事に関するエピソード。ときには命に関わるアレルギーはもちろん、好き嫌いや味の好みなど、心配はつきません。
「食べ物の好き嫌いやアレルギーのある子には気を使いました」(デカちょこさん/12歳・7歳男の子のパパ)
「我が家のしつけ方針とは違い、『嫌いだから食べない』とご飯を食べてくれなかった」(りーこさん/10歳・7歳女の子のママ)
「食べてくれるか心配でした。事前に友だちの親に好きな食べ物・嫌いな食べ物リストをいただきました」(くうさん/2歳女の子のママ)
お風呂のルールもさまざま
続いて多かったのが生活面のエピソード。とくにお風呂は家庭ごとのルールや習慣の違いに戸惑ったという声が多く見られました。
「お風呂から出たらアイス食べたいとかジュース飲みたいとか大変だった」(N.Aさん/10歳・0歳男の子のママ)
「髪を乾かさないから、風邪ひかせないよう気を使った」(M.Kさん/12歳・10歳男の子のママ)
「2回もおねしょをしてしまって、夜中に『シャワーじゃヤダ!』って言われ、お風呂のお湯をためてあげた」(サキちゃなさん/7歳・0歳男の子、2歳女の子のママ)
子どもの寝付きやおねしょも現実問題

いつもと違う環境で一番心配なのが、トイレや寝付きではないでしょうか。親の不安が見事に的中…といったエピソードが満載でした。
「遊びすぎて寝ない」(めいさん/7歳女の子、3歳男の子のママ)
「夜中に起きて帰りたいと泣いてしまい、添い寝しなくちゃいけなかった」(りくなさん/8歳男の子、6歳女の子のママ)
「ふとんにおもらしをして、だまっていた」(H.Cさん/4歳女の子のママ)
どこまで守らせる? ルール・マナー
ルールやマナーのコメントもいくつかありました。基本的には守らせたい我が家のルールですが、我が子とまったく同じように叱るわけにもいかず…さじ加減が本当に難しいところ。
「足音が大きくて何度も注意した」(トマトさん/3歳・1歳男の子のママ)
「どこまで注意するか、我が家のルールを求めるか。子どもにだけ注意するのもおかしいと思うし、何でも許すのも抵抗があるし。かと言って、何でも口を出すのは子ども同士の関係や相手の親との関係にも影響するのでは?と考えてしまいます」(ほくとさん/4歳女の子のママ)
お泊まり後も油断は禁物!
意外と多かったのが、お泊まり後にお友だちが我が家の様子を報告してしまうという心配。子どもは本当に正直です。
「友だちの家族へ、自分の家の事を話されるため気を使った」(まいさん/12歳女の子のママ)
「友だちの親の前で『帰りたくないー!パパとママは〇〇したらダメって怒るけど〇〇ちゃんママはさせてくれるもん!帰らない!』ってグズられたときは気まずかったです(笑)」(T.Mさん/6歳・2歳女の子のママ)
番外編:遊びにきたときの様子もヒントになる!
子どもがまだ小さかったりして「お泊まり会は未経験」という人も多くいましたが、遊びに来た際のエピソードを教えてくれた回答も。番外編として少しだけ紹介します。
「自分の家同様に冷蔵庫は開けるわ、押入れは開けるわで困った」(Y.Tさん/12歳男の子のママ)
「遊びに来た時に家電を壊された」(T.Yさん/10歳男の子のパパ)
「猫アレルギーを発症したお友だちがいて、目が真っ赤になりとてもかわいそうなことをしました」(wakaさん/6歳女の子のママ)
とくにアレルギーに関しては、お泊まり当日に判明しなかったのが不幸中の幸いかもしれません。予行演習として、少し長めに遊びに来てもらうと大きなヒントが得られそうですね。
お泊まりとなると事前準備や心づもりをしているパパママも多いと思いますが、想定を軽く超えるのはさすが子ども。いつか笑い話にできるような関係が続くといいですね。