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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

海の調味料を造るお仕事

塩作り職人
塩作り職人のお仕事
わたしたちの食事に欠かせない調味料、塩をつくるのが「塩づくり職人」の仕事です。日本では海水から作られる海塩がふつうで、さらさらした海水から塩の結晶けっしょうを生み出します。

ふつうは海水を火にかけてぐつぐつと煮詰めにつめ、塩をつくりますが、天日塩はお日さまの下で水分を蒸発じょうはつさせる手法で、太陽と風の力だけで塩をつくります。

また塩づくりの環境かんきょうも重要で、海がきれいで周りに建物があまりない場所でしか塩はつくれないと言われています。日本では鎌倉かまくら時代より前から塩づくりが行われていたとされ、今では全国に1,000種類以上の塩があると言われています。

お仕事のやりがい

塩作り職人
日本は雨が多く、湿度しつどが高いため、ほとんどの塩は火をつかって水分をとばし、塩をつくりますが、天日塩は太平洋の海水と太陽と風の力だけを借りて作っています。

天気が悪く太陽がでない日もあれば、風がかない日もあります。自然を相手にしているので、まったく同じものを作ることということはできません。しかし、その中でどうやったら、みなさんにおいしいお塩をとどけることができるか、つねに考えて仕事をすることがやりがいですね。

たいへんなこと

塩作り職人
夏場はハウスの中が40度~50度になるので、暑い時間帯をけて仕事を進めたりします。撹拌かくはん作業(ミネラルをお塩にじ込めるために箱の中でお塩をぜる工程こうてい)を行うさいには、箱の中のお塩の状態じょうたいを見て、どれだけ撹拌かくはん作業を行うか考えて仕事をする必要があります。この工程こうていでお塩の味が変わってしまいます。

お塩がどのような状態じょうたいであるかは、長年、毎日、お塩の状態じょうたいを見ていかないと見極めることは一筋縄ひとすじなわではいかないです。だからこそ、おいしいお塩をとどけることはやりがいにつながります。

どんなところで働いているの?

日本で食べられているしおのほとんどは海水から作られたものです。そのためしお作り職人しょくにんは海の近くではたらいています。もともと海水からしおを作る仕事をするためには免許めんきょが必要でしたが、1997年以降はだれでも自由に作れるようになりました。特に中国・四国地方は古くからしお産地さんちとして知られています。

どんな仕事道具を使うの?

おけやバケツ、ポンプなどを使って海水をくみ上げた後、水を蒸発じょうはつさせるために大きなかまを使ってぐつぐつとていきます。水分がなくなってきたらトンボ(T型の土ならし)やスコップを使ってしおをかき集めます。これは基本きほん的な流れですが、しお作りの方法ほうほうによって使う道具もちがってきます。

ある日の1日の仕事の流れ

朝・昼
06:00
その日の天気を確認
朝・昼
06:00
朝食
朝・昼
06:30
出社して、海水を汲みに行く。
朝・昼
08:00
かくはん作業(ミネラルを塩に閉じ込めるために箱の中で塩を混ぜる作業)
朝・昼
10:00
塩の採取
朝・昼
10:10
遠心分離機(ぶんりき)で、塩とにがりに分ける
朝・昼
12:00
帰宅

どうやってなるの?

塩づくり職人しょくにんになるには、特別な資格しかくは必要ありませんが、ものづくりに興味きょうみがあり、向上心があり、気長に仕事ができることが大切です。赤ちゃんを育てていくようにやさしく、丁寧ていねいにお塩を育てていくという感覚が重要です。

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