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海のお仕事体験 海のお仕事を大紹介!

海のお仕事体験

美味しい海の魚を育てるお仕事

養殖業
養殖業のお仕事
わたしたちの食卓しょくたくに、安定して魚を届けてくれるお仕事が「養殖業ようしょくぎょう」です。 スーパーマーケットに行くと、いつでも新鮮でおいしい魚介類ぎょかいるいが並んでいます。これは「養殖ようしょく」という方法で漁がおこなわれているおかげです。養殖ようしょくとは、海の中に作った水槽やいけすで、魚を子どもから大人になるまで育てる漁の方法のことを言います。

一般的いっぱんてきな漁業では、海の天気が悪く漁に出られなかったり、魚が少ししか獲れない日もあります。これに対して、養殖ようしょくは魚の大きさや収穫量しゅうかくりょうが安定するメリットがあります。たとえば、マダイの約8割・ブリの約5割は養殖によって生産されていると言われています。

最近では日本で養殖ようしょくされた魚介類ぎょかいるい輸出ゆしゅつも増えていて、安全でおいしいと評判ひょうばんです。

お仕事のやりがい

養殖業
おもにハマチやカンパチの養殖を行っています。出荷時期は9月~12月なので、その時期に合わせて魚を成長させていきます。

魚を成長させるため、エサやりがもっとも重要な仕事です。エサをあげるとエサに向かって魚がむらがり、その後に勢いよく生けにそってグルグル回ります。スピードはかなり速いです。その様子を見るのはとても楽しいです。エサやりのポイントは「水質」と「魚の成長具合」です。ストレスをあたえて病気にならないよう気を使っています。魚の大きさや体調をみて、あげるエサの大きさを一ミリ単位で調整しています。また与えるエサもビタミン剤入りなどこだわっています。大きく成長した魚が高い値段ねだんで販売が出来た時は1番うれしいです。

たいへんなこと

養殖業
一番大変だと思うことは、仕事が天気によって左右されることです。海がしけっていると漁が出来ないので「天気」をみて判断しています。朝・夕方に必ずチェックをして翌日のスケジュールをたてます。天気によって仕事内容が変わるので天気を予測することが大変です。

養殖場にいる魚は、魚の種類によって異なりますが、魚の大きさが1.5kgになるまでは毎日エサをあげる必要があります。そのため悪天候により海が荒れた日にエサをあげるのは非常に大変です。 また屋外での仕事なので夏は暑く、冬は寒いです。そのため、環境的にも体力的にも大変です。

どんなところで働いているの?

養殖ようしょく業はおもに日本の南がわの海で行われています。いけすや水そうで魚が子どものころから大人になるまで人の手で育てるため、毎日の世話が欠かせません。魚の特徴とくちょうにあわせて、りくから近い場所で行うものもあれば、陸からはなれた場所で行う養殖ようしょくもあります。

どんな仕事道具を使うの?

魚をかこっておく「いけす」は、海の中にあみをはって作ります。魚が毎日食べるえさの準備じゅんびも大切な仕事なので、カロリーや栄養えいようを考えた特別とくべつなえさを用意します。今はいろいろな作業を機械きかいで行なっているので、それらの使い方をおぼえることになります。

ある日の1日の仕事の流れ

朝・昼
05:45
出社
朝・昼
06:00
定置網で漁をするか餌やり
朝・昼
08:00
養殖魚の餌やりか出荷
朝・昼
12:00
昼休み
朝・昼
13:00
翌日の準備、網の修理、餌やり
朝・昼
15:00
退社

どうやってなるの?

養殖ようしょく業界で働くための特別な資格しかくなどはありませんが、魚や水産物が好きだとよいでしょう。魚を育てる仕事のため、エサや水質すいしつの研究などに興味きょうみがあり、現実と理想に向き合えることが大切です。

また、車の免許めんきょ移動手段いどうしゅだんとして必要となります。また海の様子がわかるように「会社の近く住む」ことにより効率こうりつよく仕事が出来ます。

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