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【パパ連載】パパだからできる!子どもとのダイナミックな遊び方

掲載日: 2016年6月27日更新日: 2017年5月16日井上マサキ

ママに子どもを預けられたとき、どんな遊びをしていますか? 体格を活かしてダイナミックに遊ぶパパもいれば、どういうふうに遊んだらいいかわからないパパもいるかもしれません。そこで今回は「いこーよ」ユーザーのみなさんに「パパならではのあやし方」を聞いてみました。

ダントツ人気は「高い高い」!

アンケートの結果を見ると、一番人気の遊びは「高い高い」でした。

「高いたかーいです。やっぱり女の人にはできないことってあるので、身長を生かした遊びですね!」
(みんみんさん/2歳・0歳男の子のママ)
「背が高いので、私が高い高いするより、はるかに天井に近くなるので、スリル満点な気がする。」
(I.Mさん/3歳女の子のママ)
「高い高いをして子どもが父親の顔の位置に戻ってきたら思いっきり笑顔を見せる。」
(S.Sさん/1歳男の子のママ)

背が高いパパの「高い高い」は迫力満点! ママには持ち上げるのが大変な重さでも、パパなら軽々と持ち上げられます。肩車や馬乗り、ヒコーキなど、このほかにも力持ちのパパが活躍する遊びが寄せられました

「上が4歳女の子、下が1歳男の子ですが、どちらも肩車で軽く走ったり、緩急をつけるとすごく喜びます。」
(papichanさん/4歳女の子・1歳男の子のパパ)
乗り物や馬、何にでもなっています。(^o^ゞ」
(ももちゃんさん/4歳女の子のママ)
「飛行機といって空中でゆらゆら揺らす。」
(S.Kさん/5歳・0歳男の子のママ)

パパの体格を活かした遊びについて、男性の育児参加を推進するNPO法人ファザーリング・ジャパン理事の高祖常子さんに伺いました。

「寝転がったり、座ったり、立っているパパに子どもがよじ登る『パパ登り』もおすすめです。パパは登っている子どもを手助けしながら、最後は抱っこやおんぶをしてあげましょう。また、床に敷いたバスタオルの上に子どもを乗せて引っ張ればアラジンの『空飛ぶじゅうたん』ごっこができますよ。」

持ち上げたり、乗せたり、登らせたり、引っ張ったり…。まるでパパは子どもたちの遊園地ですね。


「いないいないばあ」はパターンを変えても◎

定番の「いないいないばあ」もパパに人気の遊びです。

「いないいないばあ。」
(匿名希望さん/7歳男の子のママ)
ブランケットを使って、いないいないばあ。」
(C.Mさん/11歳・7歳男の子のママ)

高祖さんによると「いないいないばあ」にはバリエーションがたくさんあるそう。

「いないいないばあは手で顔を隠す以外にも、物かげに隠れたり、子どもにガーゼハンカチ布をかぶせて自分で取らせたり、いろいろなやり方があります。パターンを変えるなど工夫をすると、親自身も飽きずに楽しく遊べますよ。」

また、いないいないばあに関連して「変顔」「変な動き」といった回答も。おかしな動きで笑わせるパパも多いようですね。

究極に変な顔のいないいないばあ。」
(ウプドール/0歳男の子のママ)
「『北斗の拳』の(キャラクターの)真似。」
(やいちょさん/6歳女の子・1歳男の子のママ)
腹踊りをする。」
(ルブさん/6歳男の子・4歳女の子のパパ)
親父ギャグ連呼の子守唄…。」
(ももママさん/6歳女の子のママ)

ママではちょっと恥ずかしいことでも、パパなら全力でやってくれるのかも!?


パパの趣味を活かしたユニークなものも

「パパならでは」ということで、パパの趣味を活かした遊び方も寄せられました。

ギターを弾きます。アルペジオで反応を見ます。」
(こうざるさん/12歳女の子のパパ)
お腹にブーってすること。顔の絵本をひたすら見せて、笑わせる。ギターで弾き語り。」
(harumamaさん/1歳男の子のママ)
「水槽で海水魚を育てる趣味のパパ。子供が来ると水や配管に触って邪魔らしく、水の入っていない水槽やバケツに子供を入れて、作業しながら遊んでいます。ときどき私が見に行ってびっくりすることが多いです。(子供の頭にエビが乗っていたり、金魚すくいのようにエンゼルフィッシュが追い掛け回されていたり…) 
(もるもるさん/4歳・2歳女の子のママ)

「パパのギターに合わせて、子どもが空き缶やダンボールをたたけば一緒にセッションができますね。パパとママでは声が違うので、たまにはパパが一緒に歌うと子どもには新鮮な響きになります。」と高祖さん。パパとのリズム遊びも、子どもにはいい刺激になりそうです。

子どもが喜んでいるかよく見て

パパの体格を活かしたダイナミックな遊び方を紹介しましたが、あまりに激しい動きは怪我のもと。「揺さぶられっ子症候群」なども気になるところです。

『揺さぶられっ子症候群』は、乳児の頭を前後に強く揺することで脳しんとうを起こすもので、一般的な『高い高い』程度では発生する可能性は低いと考えられます。遊んでいる最中の子どもの様子をしっかり見て、喜んでいるなら続ける、怖がっているようなら止めるようにしましょう。」

「また、ママが心配しているのに無理に続けるのもNGです。同じようなあやし方で、以前に何かトラブルがあったのかもしれません。大丈夫と決めつけず、2人で相談しましょう。」

パパもママも子どもたちも、楽しく遊べるのが一番ですね。ダイナミックに遊ぶにはパパの体力も重要ですし、エクササイズにもなるかも? 激しく遊び過ぎて、筋肉痛にならないようにご注意を!

お話を聞いたのは…

  • 高祖常子さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン理事)

    育児情報誌「miku」編集長。「叩かない子育て講座」「ママの働きたい!をかなえる講座」などの講演や、子育て支援の編集・執筆を続けながら、子ども虐待防止と、笑っているパパを増やすべくNPO活動も行う。NPO法人タイガーマスク基金理事、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事ほか。3児のママ。

  • NPO法人ファザーリング・ジャパン 高祖常子さん講師プロフィール

ライター紹介

井上マサキ

1975年生まれ。小学生の娘と保育園の息子を持つ二児の父です。SE時代に会社で男性初の育児休暇を取得。フリーライターに転身後も家事育児を続け「ほぼ主夫」状態に。IT、ネット、スマホが得意分野。路線図が好きで、額縁に入れて飾るほど。

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