
お正月の楽しみといえば、子供にとっては「お年玉」!
親としては、このお年玉をどうするか、いくら渡すか、そしてどう管理させるか…毎年ちょっぴり悩みますよね。
物価高のなか、2026年のお年玉はいくらぐらいが予定されているのでしょうか? いこーよファミリーラボでは、子育て世帯のリアルな声を集めた「お年玉に関する意識調査」を実施しました。
気になる金額ランキングから、お年玉をきっかけにしたマネー教育の取り組みまで、わが家のお年玉を考えるヒントが満載です!
調査結果ハイライト 気になるみんなの傾向は?

- 「お年玉はあげない」派が4割弱!
- 「1,000円台」が約2割でトップ
- 約7割の保護者が、お年玉をマネー教育の機会にしたい
- お年玉の管理は親が関わる約9割
- 学んでほしいのは、お金の「使い方」と「貯め方」
- お年玉の電子マネー化は1.5%と控えめ
- お小遣いの電子マネー化は約1割
- まとめ
【全年齢】子育て世帯のお年玉ランキング 最も多いのは「1,000円台」あげない派も4割弱


「2026年のお正月は、お子さんにお年玉をわたしますか?」 まずはこんな質問からしてみました。
- 1位:お年玉はあげない:37.6%
- 2位:1,000円台:19.7%
- 3位:〜999円:12.1%
- 4位:3,000円台:10.8%
- 5位:5,000円〜9,999円:8.6%
- 6位:2,000円台:7.1%
- 7位:10,000円以上:3.7%
- 8位:4,000円台:0.4%
自分の子どもにお年玉を「あげない」という家庭が最も多く、4割弱(37.6%)でした。「あげる」家庭で最も多かったのは1,000円台の約2割(19.7%)でした。
今回の調査の回答者の子供の年齢分布は、未就学児が約6割の、小学生以上が4割となっており、控えめなお年玉の金額になっていると考えられます。
小さな子どもにとっては、自分で使える初めてのお金として現実的な金額が検討されているとも考えられます。
※全年齢は11歳以上の回答も含みます。
年齢別に、子供のお年玉金額ランキング&相場をチェック!
ここらは、年齢別にお年玉金額のランキング、お年玉の管理法、電子マネーでのお年玉の有無、お年玉とマネー教育についてのコメントを見ていきましょう。
0〜2歳の赤ちゃん、3〜5歳の幼児、6〜8歳の小学校低学年、9〜11歳の高学年の年齢別に詳しく紹介します。
【0歳・1歳・2歳の赤ちゃん】お年玉金額ランキングと相場 管理方法やマネー教育意識は?

- 1位:お年玉はあげない/68.57%
- 2位:1,000円台/17.14%
- 3位:〜999円/4.29%
【3歳・4歳・5歳の幼稚園生&保育園生】お年玉金額ランキングと相場 管理方法やマネー教育意識は?

- 1位:お年玉はあげない/43.68%
- 2位:1,000円台/21.84%
- 3位:3,000円台/11.49%
【6歳・7歳・8歳の小学校低学年】お年玉金額ランキングと相場 管理方法やマネー教育意識は?

- 1位:1,000円台/30.0%
- 2位:お年玉はあげない/28.3%
- 3位:3,000円台/11.7%
【9歳・10歳・11歳の小学校高学年】お年玉金額ランキングと相場 管理方法やマネー教育意識は?

- 1位:5,000円台/21.05%
- 1位:お年玉はあげない/21.05%
- 3位:1,000円台/13.16%
- 3位:2,000円台/13.16%
約7割のママパパがお年玉をマネー教育のチャンスにしたい! でも、管理は親が9割?
多くの子育て世帯が、お年玉を単なるお金のやり取りで終わらせたくないと考えているようです。

- Q.お年玉をきっかけに、お子さんにマネー教育を家庭でしたいと考えていますか?
- はい:68.0%
- いいえ:32.0%
約7割の世帯が「はい」と回答! 子どもたちの金融リテラシーへの関心の高さがうかがえます。
しかし、実際の「管理」となると、親の関与が圧倒的です。

- Qお子さんがもらったお年玉はどうする予定ですか?
- 親がすべて管理:51.8%
- 子どもがいくらか持ち、親が管理:38.0%
- 子どもがすべて管理:8.6%
「親がすべて管理」と「子どもがいくらか持ち、親が管理」を合わせると、約9割(89.8%)の家庭で親がお金の管理に関わっています。
「マネー教育はしたい」でも「お金の管理は親がしっかり」という、「教育」と「実際の管理」を分けて考える子育て世帯の様子が見て取れます。
「子どもの金銭トラブルは避けたいけれど、将来のためのお金に関する知識は身につけさせたい」という親心かもしれませんね。
お年玉でどんな「マネー教育」にチャレンジしたい? トップは「使い方」と「貯め方」!
ママパパは、お年玉をきっかけに、具体的にどんなことを学ばせたいのでしょうか?

- 1位:お金の使い方(ほしいものを自分のお金で買うなど)の話をする:68.5%
- 2位:お金の貯め方(預貯金など)の話をする:41.0%
- 3位: お金の増やし方(投資など)の話をする:22.9%
- 4位:経済の仕組み(お金の流れなど)の話をする:7.8%
- 5位:具体的な金融商品を一緒に見る(株や投資信託など): 6.0%
- 6位:キャッシュレス決済の仕組みの話をする:5.6%
- 6位:税金の仕組みの話をする:5.6%
- 8位:社会保障制度の仕組みの話をする:4.3%
- 9位:ローンの仕組みの話をする:2.6%
- 10位:保険の仕組みの話をする:2.6%
- 11位:為替の仕組みの話をする:1.3%
お金の「使い方」が圧倒的なトップで、次いで「貯め方」が続きました。「使う・貯める」といった、日々の生活で実践できる身近なテーマからマネー教育を始めたいというニーズが高いようです。
さらに、「お金の増やし方(投資など)の話をする」にも22.9%が関心を示しており、「増やす」という、より本格的なテーマへの意欲も垣間見えます。
家庭内での会話が難しい投資などについて、「いこーよ」では幼児からのマネー教育プログラムやイベントの登録数も増えており、今後もこういった取り組みは増加していくかもしれません。
お年玉は電子マネー化しない? お小遣いより保守的な理由
キャッシュレス化が進む現代ですが、お年玉はどうでしょうか?

- Qお年玉を電子マネーであげる予定はありますか?
- いいえ:98.5%
- はい:1.5%
- Qお小遣いを電子マネーであげたことは?
- いいえ:90.9%
- はい:9.1%
お年玉を電子マネーで渡す予定がある家庭は、なんとわずか1.5%!
お小遣いでは約1割(9.1%)が電子マネーを経験しているのに比べ、お年玉の慣習はまだまだ「現金」が主流のようです。昔ながらの「ポチ袋」に、新しい年を祝う気持ちを込めるのが、やはり日本の文化として根強いのかもしれませんね。
まとめ:お年玉は「使う・貯める」を学ぶ絶好の機会!
今回の調査から、子育て世帯がお年玉という機会を「家庭内での学び」に活かしたいと強く考えていることが分かりました。
子どもに「自分で考えて購入する」という体験をさせることで、お金の「使い方」や「貯め方」に興味を持たせたい、という声が多く集まっています。
「管理は親主導で、教育は親子楽しく」というスタンスで、お年玉を単なる財産としてではなく、将来を生きる力を育む「生きた経験」として活用していこうという様子がうかがえます。
わが家でのお年玉のルールや、お年玉をきっかけにどんなマネー教育を始めるかなど、ぜひこの機会にご家族で話し合うときの参考にしてくださいね!
- 【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査地域:全国
- 対象者:「いこーよ」会員
- 調査期間:2025年11月
- サンプル数:463
- ※データは小数点第2位以下を四捨五入しています。合計が必ずしも100%にならない場合があります。
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