
ぷよぷよとした感触の不思議物体、「持てる水」=「Ooho!(オーホー)」 赤ちゃんと一緒のママキャンプも主催しているcammocの三沢真実さんによると子ども向けの外遊びや自由研究にもぴったり! という「Ooho!(オーホー)」を編集部で体験しました! なんと、、、、巨大な人造「イクラ」の製法でもあるというから驚きです!
「Ooho!(オーホー)」とは?

「Ooho!(オーホー)」とは、ロンドンの学生たちが考案した、ペットボトルのいらない持ち運べる水のこと。
インターネットや薬局等で手に入る「食用アルギン酸ナトリウム」、「食用乳酸カルシウム」を使って作るゼラチン状の膜で包み込まれた水です。人造イクラの手法としても知られ、手のひらで転がして遊んだり、そのまま食べることもできるため、小さな子どもや赤ちゃんでもその感触を楽しむことができます。
「Ooho!(オーホー)」の作り方
つくり方はとても簡単。冷たい感触が気持ちいいので、残暑厳しい季節にもおすすめ。何より子どもたちが口に入れても大丈夫! という点が「いこーよ」ユーザーにおすすめです。
用意するもの

- 食用アルギン酸ナトリウム……2g
- 食用乳酸カルシウム……5g
- 食紅……少々
- 水……5カップ
- ボウル……2個
- スプーンかお玉
- 空のペットボトル
※ここでは株式会社キミカの「人工イクラ風ゼリー実験ミニセット」を使用しました。http://www.kimica.jp/shop/#jerrymini
ステップ1-アルギン酸ナトリウムと水を混ぜよう!
水1カップにアルギン酸ナトリウムを入れて、泡立て器でよく混ぜます。

電動ハンドブレンダ—があれば便利ですが、ない場合は前の晩からペットボトルに水とアルギン酸ナトリウムを入れて、冷蔵庫やクーラーボックスの中に置いておき、翌朝よく振ると混ざりやすくなります。
ステップ2-乳酸カルシウムを混ぜよう!

ボウルに水4カップと5gの乳酸カルシウムを入れ、スプーンでよく混ぜます。
ステップ3-スプーンやボールで1と2を合わせよう!

1の液体の気泡がなくなったら、スプーンかお玉ですくって、2のボウルに何回かに分けて落とします。
ステップ4-ゼリー状に固めよう!
3分程ゆっくりとかき混ぜると、ゼリー状の球体ができます。手やスプーンですくい、水を入れた別のボウルに移して遊びます。

できた! ぷよぷよしていて気持ちいい〜
ゼリー状の感触に 子どもたちは大喜び!!

つくり方は簡単! とはいえ、子どもたちが大きくてきれいな玉をつくるのはなかなか難しいので、最初は出来栄えにこだわらず、まずは「ボタボタ」「ジャバジャバ」と混ぜてみましょう。
どんどんできあがるゼリー状の水の感触が気持ちよく、子どもたちは大はしゃぎ。アウトドアの場合、ずぶ濡れになってもいいように多めの着替えをお忘れなく。「ゼリーができたよ!」と、水の不思議な変化に興味津々です。初めての理科実験にも最適です。
巨大人造「イクラ」を作ろう!

ステップ1でアルギン酸ナトリウムがしっかり溶けたら、食紅を混ぜて色をつけても楽しめます。また、食紅を加えてオレンジ色になった液体をスポイトにとり、ステップ2のボウルにぽとり、ぽとりと一滴ずつ落とせば、イクラそっくりの物体が完成! 完成したカラフルなゼリーをカップに入れて、草花をのせておままごとするのも楽しそう。
食べても大丈夫なので、 小さい子どもや赤ちゃんも安心
アルギン酸ナトリウムは、食物繊維のひとつで、昆布などの海藻類に多く含まれるネバネバした物質の成分。乳酸カルシウムはカルシウムの乳酸塩でベーキングパウダーの原料や医薬品に用いられているものなので、小さい子どもや赤ちゃんが遊んでいる途中で口に入れても安心です。
液体をぷよぷよの膜で覆って球状化させるというこの方法、じつは新しい調理テクニックとして世界のプロの料理人にも注目されています。もちろん口にする場合は、衛生面に十分気をつけましょう。
実験結果は? 「Ooho!(オーホー)」は、ペットボトルの代わりになる?ならない?
ペットボトルのいらない持ち運べる水として考案された……と最初にご紹介しましたが、今回の配合では、手で握ればすぐにつぶれるくらいの強度のものができました。そのまま持ち運ぶのはちょっと難しい強度でした。
配合によってどう変わるのか?など夏休みの自由研究に挑戦してみてもいいですね。赤ちゃんや未就学児のいるファミリーは、休日に自宅で子どもたちと一緒に遊ぶのもおすすめです。親子でいろいろなアイデアを出し合って、水の作品づくりに挑戦してみましょう!
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