子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は親子の成長、夢の育みを応援します!

フラフープのコツ&上手な教え方! 簡単5ステップで一気に上達

100円ショップなどで買えて、屋内外で気軽に遊べるフラフープ。いざやってみるとなかなか上達せずに、諦めてしまう子供も多いのでは? 

そこで今回は、「日本フープダンス協会」の上田浩之さんに、小さな子供でもできるフラフープの回し方のコツや、上手な教え方を聞きました。

うまく回せる子と回せない子の差は?

まず、フラフープは何歳ころから始められるのでしょうか?

だいたい3歳になれば始めることができます。最初は、大人が補助してあげながら回すといいでしょう。手で転がすだけでも手先や脳のトレーニングになるので、安全に注意した上で、もっと小さい年齢から自由に触れて親しんでもいいですね」

大人でもうまく回せない人がわりと多いですが、得意な子と苦手な子の差はどこにあるのでしょうか?

運動能力的な差ではありません。ただ、うまく回せるかどうかは、実は“たまたま”という偶然な面もあります。理由は、先生や保護者など身近な大人で、フラフープの正しい回し方を知っている人がほとんどいないからです。つまり、うまく回せない子供は適切なアドバイスがもらえなかっただけということになります。そのため、自己流でうまく回せた人と、そうでない人にわかれたままになるので、“たまたま”という言い方をしています

では、コツさえつかめば、誰でも回せるということでしょうか?

「そうですね。正しい回し方を知れば誰でも回せます。ただ、フラフープそのものが本人に合ってない場合もありますから、手持ちのフラフープでうまく回せない場合は、まず体に合っているかどうか確認してみましょう」

重要! 自分に合うフラフープの選び方

さまざまな大きさや重さ、素材、価格がありますが、フラフープの選び方を教えてください。

まず直径ですが、年中〜年長は70〜75cm、小学校1〜4年は85〜90 cm、5〜6年生は90〜100 cmが目安です。重さは500g以下のものが安全ですね。また、表面に滑り止めのテープが巻かれているものが格段に回しやすいです

「100円ショップのフラフープは手軽ではありますが、太さや大きさ、サイズ、丈夫さなど、さまざまな面から考えると、おすすめできません。上達したいのであれば、体に合ったものがやはりいいです」


初心者向けの5ステップ練習法

それでは、具体的な練習方法を教えてください。

「まず、うまく回すための基本的なコツがあります。どれも大切なことなので、忘れないようにしましょう」

・腰にフラフープを密着させる

写真提供/日本フープダンス協会

・回し始めは「回す」のではなく手で前に押し出す
・フープはフリスビーの要領で丁寧に水平に押し出す

写真提供/日本フープダンス協会

・足を腰幅に開く
・膝を緩める

「これらのコツを意識しながら、以下のステップで練習を進めてみましょう。親が子供に教える場合は、ポイントが守られているかをチェックしましょう」

【ステップ1】フラフープを水平に回しながら、体を左右に振る

「フープを腰に密着させた状態で、両手を横に広げて持ち、水平に回しながら上半身を左右に振ります。水平に近い状態でフープをキープすることが大切!

(イラスト:三船克恵)

【ステップ2】まずは自己流で左右に回してみる

「ステップ1の状態からフープを押し出し、まずは自己流で回してみましょう。回数は気にしなくてOKです。このとき、左右どちらが回しやすいかを確認しましょう」

(イラスト:三船克恵)

【ステップ3】前に押し出して回し、自然に落とす

「フープを腰に密着させた状態で持ちます。持つ位置は、体の前側と後ろ側部分です。右回しの人は右手が体の前、左回しの人は左手が前に来るようにしましょう。この時、前の手は握らず掌で優しく支えます。後ろ側にある手でフープを前に押し出しますが体はじっとしていましょう。回転しながら自然に落ちるのを待ちます。何もしなくても腰の位置で4〜5回ほど回ってから落ちるようになるまで練習します

(イラスト:三船克恵)

フープがうまく回せない原因の多くはこの送り出しにあります。押し出す力が弱いと1〜2回転で落ちていきます。また、押し出す力が強すぎたり、前の手で後ろに引いて回そうとするとフ—プは縦にブレてしまいます。誰かにチェックしてもらったり、鏡でフープを見ながらやるのも上達のコツです」

【ステップ4】フープを回す練習スタート

「ステップ3と同じ要領でフープを押し出し、2〜3回くらい回ったところでお尻を前後左右に動かします。下に落ちてきてもできる限り回し続けましょう。膝の位置まで落ちてしまったら、床に落として、始めからやり直します。一連の流れを繰り返します」

(イラスト:三船克恵)

【ステップ5】回し続けるための動きを覚える

「ある程度フープが回せるようになってきたら、回し続けられるような練習に入ります。フープが落ちてきたら、お尻を左右に振ってみましょう。フープの位置が上に戻り、ずっと回し続けられるようになります

(イラスト:三船克恵)

「また、フラフープが家にない場合や未購入の場合には、お尻を前後、左右に動かしたり、回転させたりする動きの練習が有効です」

いつでもどこでもできる簡単な動きなので、習慣にしてもいいですね。


遊び感覚で体幹トレーニングができる

ほかの運動にはない独特の動きをするフラフープですが、うまくなると子供にどんないい影響があるのでしょうか。

実は、フラフープはすばらしい体幹トレーニングにつながる運動です。体幹トレーニングをすることで、運動能力全体の向上や姿勢の改善につながります。フープは骨盤がうまく使えていないと落ちてしまいますが、きちんと回せたときは腹筋運動になります

「また、骨盤を前後・左右・回転の3パターンに動かすので、多角的にインナーマッスル(深層筋)を鍛えることができます」

「落ちない=正しく骨盤を動かせている・腹筋運動に成功している」というのは、わかりやすい目安ですね。では、実際の運動量はどれくらいになるのでしょうか?

わかりやすく言うと『1回転=1腹筋運動』です。フラフープを1分間回すと約100回転になります。3分間回すだけでも、300回の低負荷・高回数トレーニングができる計算になります。遊び感覚で楽しくできて、短時間でも効果が高い運動なので、飽きやすい子供にも大人にもおすすめできます」

体幹や骨盤まわりのトレーニングといえば、産後の体型戻しにも効果的。ママも一緒に練習すれば、うれしいおまけもついてきそうですね。

回して遊ぶ以外の楽しみ方

体で回して遊ぶ以外にも、さまざまな楽しみがあるフラフープ。最後に小さな子供でもできる遊び方を2つ紹介してもらいました。フープの扱いに慣れる練習にもなりそうです。

(1)フープ de キャッチボール

「ペアになって、お互い少し離れて向き合います。右手でフープを前方に押し出し、相手に向かって転がします。これを交代でやりましょう。左手でも同様に行います」

(2)フープ de ボウリング

「空のペットボトルを地面に立てて置きます。適度に距離を取って、右手でフープを前方に押し出して転がしてペットボトルを倒します。ボウリングの要領で遊べますよ」

シンプルなツールながら奥深いフラフープの世界。まずは上手に回すことを目標に、ステップアップしていきましょう。

お話を聞いたのは…

  • 日本フープダンス協会代表 上田浩之さん(HOOPKING)

    子供からお年寄りまで楽しめるフラフープの魅力を広める活動を行う協会。全国各地でフープを使ったダンスや、エクササイズ「フープブーン」、パフォーマンスなどを通じてフラフープの楽しさを紹介している。子供でも楽しく体幹トレーニングできることに注目し、フープダンスやフープ体操クラスの開講や、全日本フープダンスコンテストの開催など、キッズ向けプログラムも豊富に手がけている。

  • 日本フープダンス協会
  • 日本フープダンス協会/日本健康体操普及連盟ショップ ツクツク!!店
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • RSS
  • follow us in feedly
  • チェック

ライター紹介

高柳涼子

雑誌編集部勤務を経てフリーランスに。ライティングと校正を中心に、ときどき編集もやる3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、進学、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、料理など。

ライターの最新記事