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幼児から!夏休み「工作・お絵描き」楽しみ方&アイデア31選!お家で家族で楽しく

夏休み、暑さや天候の影響でお家で過ごす時間が長くなる中、多くのママパパが「工作やアート体験」を取り入れていることがアンケートからわかりました。お出かけが難しい日でも、子供と楽しく過ごせて、親子の時間をより豊かにする工作やアート活動は、お家時間の過ごし方として「第2位」の人気!

この記事では、年齢別におすすめのアート体験や、家庭での取り組み方のママパパのアイデアやコツを紹介します。

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なぜ工作・アート体験がお家時間の過ごし方で人気なの?

多くの家庭で「お家時間に何か体験させてあげたい」「親子で一緒に楽しみたい」「勉強だけでなく創造的な活動を取り入れたい」といった声が多く聞かれました。

  • 「宿題の工作を材料選びから一緒に楽しみたい」
  • 「普段できないような時間をかけたアート体験をさせたい」
  • 「暑くて外に出られないので、家でできるアートを楽しみたい」

工作・アートは、天候や体力に左右されにくく、親子で過ごす貴重な「質の高い時間」をつくりやすいのが魅力です。

年齢別! 年齢に合わせて、工作・アートの楽しみ方もいろいろ

  • 0-2歳: 感覚で楽しむ初めてのアート体験
  • 3-5歳: 好奇心爆発!多様な表現に挑戦
  • 6-8歳: 学びと創造性を融合させたアート
  • 9歳以上: 本格的な技術習得と自由研究

調査に協力いただいたママパパや専門家の夏休みの工作や絵を描くアートタイムの楽しみ方のアイデアをここから年齢別に紹介していきます。

0〜2歳:はじめての工作・アートは「感じること」から/ママパパ・専門家のアイデア

この時期は、見る・触れる・にぎるといった“感覚そのもの”を楽しむアートがおすすめ。絵の具をぺたぺた手で触ったり、紙の感触を味わったり、五感をフルに使った遊びが、心と体の土台を育ててくれます。

(1)大きな画用紙に自由にお絵描き

大きな画用紙を用意して、自由に描きながら時間を作りたい。親も一緒に描きたい。夏休みだけど、親は仕事があって保育園や幼稚園の預かり保育を利用する予定です。休みの日はできるだけ夏らしいことをしたいと思っています
1歳の女の子・3歳の男の子のママ/会社員・公務員(時短勤務)

(2)ぐしゃぐしゃお絵描き

指先の動きを自分でコントロールすることに目覚め、何もかもが新鮮で興味を惹かれる時期です。いつでも描ける環境を整え、思いどおりに描かせてあげてください。色は黒以外の色にはあまり関心がありません。最初に持った色をずっと使って描くことが多いようです。この傾向は3歳頃まで続きます。

(3)手形・足形アート

基本的には手形や足形に少し手を加えるだけ。色合わせや使う材料しだいでどんな雰囲気にも仕上げられるので、絵を描くのが苦手な人でも大丈夫です。<br>
額に入れればずっと飾っておきたくなるかわいらしさ。成長記録として楽しむのはもちろん、インテリアアイテムや祖父母へのプレゼントなどにもぴったりですね。

1回だけでなく、ぜひ何度か楽しんでほしいです。たとえば半年、1歳、2歳と節目節目に作って飾っておけば、家族みんなで一緒に成長を感じられる楽しさがあります

(4)粘土の感触を楽しもう

粘土遊びが初めての子どもは、まず粘土を手で触ることから始めましょう。感触を学び、手や指の力をつけることができます
慣れてきたら、少しずつ粘土の量を増やしていきます。

(5)小麦粉粘土を作って遊ぶ

この時期は、普段から食事中に食べ物で遊ぶことが大好きなお子さんが多いと思いますが、どうしても食べ物を遊び道具にするのは気になりますよね。でも、小麦粉粘土なら好きに遊んでもらってOK!  ちぎったり、つぶしたり、たたいたり…様々な感触を思う存分楽しませてあげてください。色をつけず粘土の感触だけでも十分に楽しめますが、色をつける場合には、絵の具ではなく食紅にすると、万が一食べてしまった時にも安心です

(6)のり貼り

丸や三角など、さまざまな形の紙を枠線にあわせてのりで貼り付けるお仕事。折り紙など自宅にあるものだけで簡単にできるのが魅力ですね。

(7)フィンガーペイント

ダイソーで販売されている「フィンガーペイント」は、ハンコ付きの絵の具セット。指や手で絵が描けます。大きな模造紙を広げて、手型や足型をとって遊ぶのもおすすめ!

(8)水風船リング

風を当てる場所によって回転が変化することが、水風船リングの醍醐味です。横に回転させたり、逆回転させたりして楽しんでください

(9)トイレットペーパー芯パペット

お話をつくって、パペット劇にしてもいいですね。ストーリーを子どもと一緒に考えて、登場するキャラクターを分担してつくれば、よりコミュニケーションが深まります

続いて、3歳〜5歳の子供との夏休みにおすすめの工作&アート体験アイデアを紹介します。


3〜5歳:好奇心爆発!お家で多様な表現に挑戦/ママパパ・専門家のアイデア

「これなあに?」「描いてみたい!」そんなワクワクがいっぱいの時期。色や形に触れる楽しさ、自由に表現する面白さを感じながら、どんどん自分なりの世界を広げていきます。失敗なんて気にせず、とにかくやってみることが何より大切です。

(10)準備から一緒に楽しむ!

宿題の工作を材料準備から一緒に行い、選ぶ楽しみを共有したい。学童や保育園もあるため、休めるときはなるべく一日中遊びにつきあいたい。
歳の女の子・7歳の女の子のママ/パート・アルバイト

(11)にじみ絵

美しく透明感のある色で形にとらわれずに描き、その変化を楽しむにじみ絵は、小さな子どもの心と身体を伸びやかに発達させるのに最適な方法だと思います。

(12)どんぐり人形工作

油性ペン、修正液(白いペイントをしたい時)、ポスターカラーマーカーなどで、どんぐりに顔や服を描いて人を作ったり、ヒゲや耳を描いて動物を作ったり。いくつか並べて飾るとかわいらしいですね。1色のペンで描いて乾いてから、次の色のペンを使うと、きれいに仕上がります。

(13)どんぐりマラカスづくり

ペットボトルは油性マジックやポスターカラーマーカー、ビニールテープなどでペイントしたり、装飾をすることで一気にかわいいおもちゃに変身します。子どもがペットボトルを開けてどんぐりを口にすることがないよう、蓋はテープでしっかり固定すること

(14)プラバン

プラスチックの板に絵を描いてオーブントースターなどで加工する「プラバン遊び」もおすすめです。必要な道具は、すべて100円ショップで購入できます。

(15)で砂遊び

ダイソーで購入できる「お部屋で砂遊び」は、握ると固まるのが特徴で、手などが汚れにくいのが魅力です。いらない箱やケースなどに砂を入れれば、ベランダや室内で気軽に砂遊びが楽しめます。

(16)ペットボトルと風船のたいこ

ペットボトルと風船で作ったたいこをバチで叩き、リズムをつけて演奏しましょう。ペットボトルの形や大きさを変えて、いろいろなたいこを作ってみてください。風船の張り方で音が変わるため、音の変化を聞き比べたり、並べて演奏したりすると盛り上がります

(17)発泡トレーのギター

発泡トレーで作る、世界に1本だけのギターです。ゴムの貼り方によって音が変わります。きれいな響きになると、とても気持ちがいいですよ。家族や友だちと演奏会を開き、歌を歌いながらかき鳴らして遊びましょう。

(18)トイレットペーパー芯ロケット

かなりダイナミックに飛びだすので、子どもたちは大喜びです。ひもで床に輪をつくり、それを惑星に見立てて着陸させても面白いですよ。子どもの想像力をかき立て、輪ゴムを引っ張る力加減を考えることにもつながります

続いて、6歳〜8歳の子供との夏休みにおすすめの工作&アート体験アイデアを紹介します。


6〜8歳:ちょっと学びも取り入れた工作・アート体験/ママパパ・専門家のアイデア

小学生になると、観察したことを表現したり、テーマをもって取り組んだりする力が育ってきます。好きなことや得意なことを深めながら、アートを通して“考える力”や“伝える力”もぐんぐん伸びていきます。

(19)美術館へのおでかけとセットで楽しむ

美術館で絵画の技法を学んだ後に、それを実際にアートにするなど。学びにつながる遊びができればいいなと思っています。
5歳の女の子・8歳の女の子のママ/専業主婦・主夫

(20)ステンドグラス風アート

プラバンのシートに、ガラス絵の具で絵を描く「ステンドグラス風アート」。ここでは、プラバンのシートがない場合に、自宅にあるものだけで簡単にステンドグラス風アートを作成する方法もあります。

(21)指編み

シュタイナー教育などの手仕事としてもとり入れられることが多い「指編み」は、小さな子供でも簡単にできます。男女問わずハマる子供が多く、道具不要で糸さえあればできるのでおすすめです。

(22)牛乳パックのもぐもぐくん/段ボール工作

「口をもぐもぐ動かすと、怒ったり、びっくりしたりとさまざまな表情になります。動物の形に見立てたり、折り紙でいろいろな食べ物を作ったりしてアレンジできるのもポイント。波段ボールを切ったり曲げたりするのが楽しい工作です」

(23)カタカタ人形

人形を置くと、上から下にテンポ良く落ちていく姿が面白いカタカタ人形。小さな子どもから大人まで楽しめます。人形の形を変えたり、台の高さを長くしたり、アレンジも可能です。小学生以下のお子さんと作る場合は、人形に顔を書いたり、ストローを切る工程など、簡単な作業を手伝ってもらうといいでしょう

(24)思い出をスノードームに閉じ込める

スノードームは、正式には、スノーグローブ(Snow globe)といいます。球やドーム状のガラスの容器の中を透明の液体で満たし、容器を動かすことで中に仕掛けたモチーフやビーズなどが動く美しさを楽しむものです。とっても簡単に作れます。

(25)スクイーズ

小学女子を中心に、ぷにぷにした感触が大人気のおもちゃ「スクイーズ」を手作りしたこちらの作品は、低反発枕を使って作ったそう。枕を切って色塗りしたものをコーティング。

(26)スイーツキャンドル

こちらは小学2年生の仲良し4人組が一緒に作ったという「スイーツキャンドル」。クリームソーダに見立てたキャンドルは、カラフルでフォトジェニック! 同じ材料でも入れる場所や色の組み合わせ方で、全く違う印象になるのがおもしろいですね。

続いて、9歳以上の子供との夏休みにおすすめの工作&アート体験アイデアを紹介します。


9歳以上:/ママパパ・専門家のアイデ自分の世界をじっくり形にする工作・アート体験ア

高学年になると、細かい表現や本格的な技術にも興味が出てくるころ。絵画や立体工作、自由研究を兼ねた創作など、少し難しめのことにも挑戦できる時期です。「やってみたい」をじっくり形にしていく経験が、自信にもつながっていきます。

(27)算数が大好きになる自由研究!【1時間でできる】

算数のセンスを磨く体験をするときに大切なのはなんですか?と聞かれたときに、私は「『みましょう・触りましょう・聞きましょう』です」と、答えるようにしています。それぐらい、算数の体験というのは重要なのです。
それでは早速ワクワクしながら五感を使って楽しむことができる自由研究です

(28)ビー玉迷路

ティッシュの箱に割り箸を貼り付けて、両面に迷路を作った「ビー玉迷路」。箱を傾けビー玉を転がして遊びます。身近なものだけで作れるのが魅力ですね。

(29)蝉バレー

インパクト抜群のこちらの作品は、総勢22匹分の「蝉の抜け殻」を使って作ったもの。ユニフォームを着た蝉たちが、コートでバレーボールをしています。かなり繊細な作業だと思いますが、何よりそのアイデアとセンスに脱帽です! ちなみに、一番難しかったのはネットだそう。

(30)ミニチュア模型

小学4年生が作ったのは、自身の教室のミニチュア模型。材料は木材をメインに、アクリル絵の具や水性ステインで色付けしたそうです。学習ノートや時間割表など、細かい部分まで忠実に再現されていますね

(31)ピタゴラ装置

テレビ番組でもお馴染みの「ピタゴラ遊び」は、さまざまなおもちゃや日用品を組み合わせてからくり装置を作る遊びです。ビー玉が転がっていくにつれて展開する仕掛けを試行錯誤を重ねて作ることで、想像力や達成感などが育まれますね。

家族みんなで楽しめる「ピタゴラ遊び」は、自由工作はもちろん雨の日の室内あそびにもオススメです。

どんな風に夏休みに取り組みたい? ママパパの声

工作やアートの楽しみ方は、家庭によってさまざま。アンケートから見えてきたのは、ママパパたちがそれぞれの想いで、夏休みの時間を大切にしようとしている姿です。ここでは、4つのタイプごとに、その“らしさ”をご紹介します。

子供主導型(28%)

  • おすすめ:道具や素材を豊富に用意し、子どもに自由に選ばせる
  • 例:「何をやるかは子どもと相談して決めたい」

「何をやるかは、子どもの“やりたい!”を尊重して決めたい」
そんな声が多かったのがこちら。子どもの興味や個性を大切にし、親も一緒にワクワクしながら体験を楽しむスタイルです。「子どもがやりたいと言ったことは、できるだけやらせてあげたい」というあたたかいまなざしが印象的でした。

学習重視型(22%)

  • おすすめ:美術館の技法を取り入れたり、テーマをもって制作
  • 例:「学びになる体験を意識しています」

「せっかくなら、遊びの中に学びを」
アートや工作を通して、子どもの得意や好奇心を伸ばしたいという願いが込められています。「美術館の技法を学んで、家で描いてみる」「自由研究とリンクさせて深掘りする」など、遊びと学びをつなげる工夫が光ります。

共有体験重視型(25%)

  • おすすめ:一緒に描いたり、親子合作の作品をつくる
  • 例:「親も一緒に大きな画用紙に絵を描きたい」

「大切なのは“何をしたか”より“誰と楽しんだか”」
このタイプは、親子で過ごす時間そのものに価値を感じている方々。絵を描いたり工作したりする時間を、ただの遊びではなく、大切な思い出として心に残したいと考えているのが特徴です。「子どもとたっぷり一緒に過ごしたい」という想いがあふれています。

バランス調整型(18%)

  • おすすめ:短時間でできるもの+没頭できるものを組み合わせ
  • 例:「飽きないように色々用意したい」

「やることはやって、思いっきり遊ぶ!」
勉強との両立や、無理なく続けることを意識したタイプです。「朝はワーク、午後はアート」「飽きないように色々用意」など、楽しさと規律のバランスを上手に取ろうとする姿が印象的。お互いにストレスをためず、笑顔で過ごす工夫がいっぱいです。

成功のポイントは「ゆるっと準備&いっしょに片付け」⁉

お家でのアートや工作をもっと楽しく、もっと気軽に続けるためには、ちょっとしたコツがあるんです。

準備は“あるものでOK”

特別な材料がなくても大丈夫。100円ショップで手に入る紙や色画用紙、家にある空き箱や包装紙などを少しずつ集めておくだけで、いざという時にすぐ始められます。
「材料選びから子どもと一緒にやると、それだけで盛り上がるんです!」というママの声も。

汚れてもいいスペースを

絵の具やのりを使うときは、レジャーシートや新聞紙を敷いて“自由に楽しめる”空間を作ってあげると、子どもものびのび。準備のハードルが下がると、大人も「やってみようかな」って思えますよね。

片付けも一緒に楽しもう

作った作品は、ぜひおうちの中に飾ってみてください。「ここに飾ろうか?」「これ、箱に入れてとっておこう!」と声をかけるだけで、片付けも立派な創作タイムの一部に。

ちょっとした工夫で、準備も片付けも“親子の時間”になります。無理なく、ゆるっと、でも思い出に残る時間をつくっていきましょう。

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ライター紹介

大下孝枝/いこーよファミリーラボ・いこーよ特集編集部

いこーよファミリーラボ&いこーよ特集編集部。今はなきベストセラーズ「一個人」などで新卒編集者デビュー、書籍から教材編集者になり、結婚し子供ももう大学受験! いこーよ歴も20年を超えました。子育て&旅関連では最古参おばばマーケッター。ファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援が得意分野。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。お気軽にお問合せください。

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